斬りはじめました。

Webサービス、経済、炎上ねた、マーケティング、90年代、80年代、ブロガーなどのネタを、地方都市在住の
アラフォー視点で斬り刻み、パクリ元や元ネタを発掘していきます。

1日に9時間!?子どものメディア接触時間は睡眠時間より長い!?

By: Unknown On: 11:02
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  • 「1日に9時間!?子どものメディア接触時間は、睡眠時間より長いと判明(米調査)」 


    このデータからメディア接触時間を制限したい親ごころを斬ってみます。 

    まず、びっくりな調査結果を見てみましょう。

    ”テレビや映画、SNSにゲーム。アメリカのティーンエイジャー(8歳〜18歳)たちが、このような“メディア”に費やす時間が長すぎるのでは?と問題視されています。

     1日に9時間!?睡眠より長いことが判明”したそうです。

     このネタに対し、単に制限しては?という気持ちを押さえて、斬るイル的に斬っていきます。

    これを斬る元ネタには、メディア接触制限についての大ネタを踏まえたいと思います。

    一つ目はアラフォー世代には懐かしの「ドリフの8時だよ全員集合は有害なのか論」を避けては通れません。(笑)


    いまちょうど子育てしている世代のみなさまは もしかすると「ドリフ(もしくは、ひょうきん族)禁止世帯」だったかたもいるかもしれません。

    今の世代には驚きの「下品なテレビ番組を視聴禁止」とする世帯が多かった時代が(かつて)ありました。

    そこでメディアの摂取自体が
    「番組内容の個別の問題なのか」または「人間をアホにする有害な行為なのか」いわゆる永遠のPTA課題?を考えていきたい。 


    まず「8時だヨ!全員集合」など個別の番組について親が視聴を制限するべき「有害なメディアであるのか?」をまず掘り下げるべく、このネタを見て欲しいです。

    一般社団法人インターネットユーザー協会(MiAU)の代表理事の小寺信良さんが以前書いた 「子供がケータイを持ってはいけないか? 」から引用します。 


    このなかでケイタイ規制か教育か、位置付けが震災により問われている現状を紹介し、そのなかに一部ドリフ論考があります。


    ドリフターズの「8時だヨ!全員集合」を見せるのは、PTA的には好ましくないとされていた。下品で、暴力的で、食べ物を粗末にするから、というのが理由であった。しかしドリフターズの笑いとは、いわゆる行儀や常識という枠をいったんコントの世界内で規定した上で、そこからはみ出してしまう加藤茶や志村けんがおかしかったわけである。つまりそれを見たからといって、子供から行儀や常識の枠がなくなってしまうわけではない。もしその枠がなかったら、子供はドリフを見て笑えないわけである。

    さらに、

    今、子供に見せてはダメなコンテンツとは何かという具体的な議論を置いて、いかに「有害情報」を見せないか、という方法論に注目が集まっている。 

    しかしそもそも「枠」とは、外側と内側の境界線である。子供には枠の外側を見せないで、
    枠の全体が認識できるだろうか。



    ここで明らかになった視点は
    ドリフの下品な行動を通じて、子供が現実世界と同じように行儀や常識の枠を身につけていく可能性があるという、逆説的な本質を指摘していて感心しました。 


    「有害情報」を見せないという方法論より、何が有害か知ることで常識を知ることは現実社会でもあることですしね!

    しかし今進行している「いかに有害情報を見せないか」という視点では、僕の近所!でも
    「小中生の携帯使用は午後9時まで 亘理町教委」

    スマホ規制が始まっている。これは全国的な動きで
    子どもに夜のスマホを制限する試みが各地でが広がっていた

    まず規制するのが、トレンドであるようだ。
    なかには異常なほどのメディア規制提言もあります。



    テレビ・ビデオ・ゲームの影響を考えよう

    現代の日本では、新たな子どもの社会的問題が次々と登場しています。その背景には、テレビ・ビデオ・ゲームなどの非現実的映像への不適切な接触によると考えられています。現実世界を離れての時間が行き過ぎると、現実世界の中で直接お顔を合わせての空間と時間の申でつくられる親子の絆(人間の絆)の形成が障害されるがらです。

    ここでは「非現実的映像への不適切な接触」により「子どもの社会的問題が次々と登場」することになります。

    しかも「すべてのメディアヘ接触する総時間を就学前では
    1日1時間、大人でも2時間に制限することが安全」
    「ゲーム遊戯時間は1回5分1日15分までが安全」
    という非現実的な具体的提言まで行われています。

     一部には、意義のある部分もあり、

    過剰なメディアヘの接触は、現実体験の時間を大きく削ります。例えば、一日4時間メディアと付き合うことは、起きている時間の約4分の一、つまり12歳になるまで3年間は現実世界の体験の機会を失うことになります。これでは、子どもの脳(こころ)は成長できないのかもしれません。


    「メディア接触時間により現実世界の体験の機会を失う」
    という指摘はデータを取るまでもなく重量な部分ではありますが、
    メディア摂取しなかった時間分を、はたして親が子供とコミュニケーションを取ったり、

    別な現実世界を体験させられているか?

    でも現実問題、その分を有意義に過ごすことの方が大変かもしれませんね。 


    そこで「だれでも出来る、簡単、効果的な、提言です!」



    まず親がメディアに対しリテラシーを持って情報に接し

    「メディアについての行儀や常識の話をする」

    「こどもと一緒にメディアを体験する」

    つまりこどもと一緒にドリフを見る(笑)」


    これが現時点での解答なのかもしれないと思いました。

    「8時だよ全員集合は有害だから見ない」ではなく、
    子供と一緒に家族で見れば、ケーキを無駄に使うことの意味や、下品なお色気の社会的な位置づけ?を学べるかもしれませんね。 

    これこそ、大人が未来の子供達に残せる財産なのではないかと、
    つまらないお正月のバラエティ番組を見ながら思ってしまいました。 

    似たことは、『少年非行はスマホのせい』、昔はドリフのせいだったよな?wwwwファミコンとか など多くの人が感じているんだなと感じるので、ぜひ広めて欲しいですね!

     次回は「メディアを無批判に利用するのが問題なんだって」ことを知って欲しいので、小難しいメディア論とかメディアリテラシーを斬りつつお届けしたいと思います。